看護師から受ける相談で多いのは、「看護師をやめたい」という内容です。看護師の4人に3人が看護師をやめたいと思っていると言われているので、珍しいことではないんです。一方で、看護師をやめた後に復帰したいと考える人は約半数にものぼります。そのため、看護師をやめたいと思ったときは、ほかの解決策がないか検討することをオススメします。今回は看護師からよく相談を受ける内容5つと解決策についてお話ししていきます。

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看護師をやめようか悩んでいる人必見!看護師をやめたい理由5つと解決策

こんにちは!
医療系キャリアアドバイザー、伊集院ナオコです。

私はキャリアアドバイザーとして、看護師の転職のお手伝いをしています。
そして、よく相談されるのが「看護師をやめようか悩んでいる」という内容なんです・・・!

日本医療労働会の調査によると、約4人に3人の看護師が「仕事をやめたい」と思っているので、珍しいことではないんですね。

看護師をやめたい人は4人に3人

看護師の仕事は、シフトが不規則で生活リズムが乱れやすいですし、患者さんの生命に関わる仕事であるため、ミスが許されず緊張感がある日々の連続です。
心身ともにハードな仕事なので、看護師をやめたいと思うのはムリもありません。

しかも、仕事の大変さがほかの職業の人にはなかなか理解してもらえませんし、職場の同僚に「看護師をやめたい」という相談はしにくいものです。
そのため、心情を理解してもらえることが少なく、つらい気持ちを吐き出すこともできず、どんどん悩みが深くなってしまいます。

ですから、「看護師をやめたい」と相談を受けたとき、「やめたい理由」をとことんお聞きするようにしているんです。

話すことで辞めたい理由を整理

すると、誰かに思いのたけを伝えることで気持ちが軽くなりますし、話していくうちにやめたい理由を整理していくことができます。
「看護師をやめたい理由」がハッキリすれば、今後どうするべきかという道もみえてきますよね。

また、看護師をやめた人は「潜在看護師」と呼ばれ、その数は約70万人にのぼります。
しかし、その70万人のうちの約40%は「また看護師として働きたい!」と考えているんです。
つまり、看護師をやめた後に後悔する人が多いんですね。

ですから、看護師をやめたいと思っている人は、あとで後悔することがないように、本当に看護師をやめるべきなのかを慎重に考えることをオススメします。

というわけで、今回は看護師をやめたい理由5つとその解決策についてお話ししますね。
今まさに「看護師をやめたい」と考えている人はもちろん、ハードな日々を送っているすべての看護師の方に読んでいただきたい内容です。

では、まいりましょう!

看護師をやめたい理由5つ

強いストレスを感じている女性

さっそく、看護師をやめたい理由5つをお話ししていきます。


  1. 結婚や育児などライフステージが変化した
  2. 長時間労働、低賃金など労働環境が悪い
  3. 職場の人間関係が悪い
  4. 新人で仕事に慣れずに落ち込んでいる
  5. 看護師としての理想と現実とのギャップを感じている

看護師を辞めたい理由5つ

それぞれの理由について、実際の悩みを紹介しながら解説していきますね。

【看護師をやめたい理由】
1.結婚や育児などライフステージが変化した

看護師をやめたい理由で一番多いのは、結婚や育児などのライフステージの変化です。
※平成26年度日本看護協会調べ
女性比率が高い看護師とは、切っても切り離せない悩みですよね。

家族団らん

こうしたライフステージの変化が起きると、妻や母親として家庭にかける時間を確保したいと考える人が多いです。
そのため、不規則で長時間労働の傾向がある看護師を続けるのはむずかしいと考え、「看護師をやめたい」と悩んでしまうんですね。

Webの掲示板では、出産を機に看護師をやめた人の話が紹介されていました。

看護師の方に質問です。
出産で仕事を辞めるのに悩みましたか?

私は妊娠を機に看護師を辞めました。
うちはあまり良い家庭ではなかったので、自分の家族ができたら家庭を第一にしようと辞めました。
それはそれで良かったとは思うのですが・・・。

子供が保育園で、また復帰を考えているんですが、もしかしたらあのまま産休だけで済ませていたら・・・なんて事が頭をよぎっています。

引用元:看護師の方に質問です(Yahoo!知恵袋より)

家庭との両立に悩んで看護師をやめたいと考えている場合、この方にように後悔しないように慎重に考えて決断する必要がありそうですね。

【看護師をやめたい理由】
2.長時間労働、低賃金など労働環境が悪い

長時間労働、低賃金など労働環境の悪さを、看護師をやめたい理由として挙げる人もいます。

忙しい看護師

とくに労働時間の長さに不満を持っている人は多く、休みがとれなかったり、残業が多かったりすることで「看護師をやめたい」と考えるようになってしまうんです。

次の相談は、夜勤による体調不良に苦しんでいるという内容です。

何年も前から夜勤がつらく、夜勤明けの時は、時折、発熱か嘔吐かお腹を下すかしていました。
以前、前部署の師長に体調が悪くなるため、夜勤がつらいことを伝えましたが、症状が出たら考えると言われたままでした。

症状は毎回ではなかったため、自分の体調管理が悪いせいだ、しんどくてもみんながやっていることだ、自分の甘えだと思いがんばってきましたが、38℃の発熱をするまで至ってしまったため、限界を感じています。

引用元:看護師8年目で総合病院で働いてます(Yahoo!知恵袋より)

この方のように、夜勤によって体調を崩してしまう方は少なくありません。
周囲の人が当たり前に夜勤をこなしているからこそ、弱音を吐くことができずに、どんどんムリを重ねてしまう。
そんなツライ状況が伝わってきますよね・・・。

【看護師をやめたい理由】
3.職場の人間関係が悪い

女性が多い看護師の職場での人間関係に悩み、「看護師をやめたい」と思う人もいます。

人間関係が悪い

Webの悩み相談では、以下のような職場トラブルが投稿されていました。

大学病院勤務後、家庭の事情にて地方の小規模病院で勤務しています10年目の看護師です。
いままでにないくらいの職場の人間関係の悪さに困っています。
とにかく、人の陰口、悪口、悪い噂話、人のミスに花を咲かせ言いふらす人たちでいっぱいです。

そして、私は新人指導、教育担当なのですが、今までの病院では考えられないようなことがたくさんあります。
看護師の態度が見るに耐えないので、主任に相談させてもらいました。
すると、「そういう看護師で成り立っちゃっている状況なんですよ」と言われましたが、陰で「アイツ(私のこと)の指導は指導じゃなく単なるいじめだ」と言っているようです。

引用元:はじめて投稿させていただきます(Yahoo!知恵袋より)

この方のように、頼みの綱である上司に取り合ってもらえないと八方塞がりになってしまいますよね。
上の立場にいる人の言動は職場の雰囲気に大きく影響しますので、根が深い問題です・・・。

【看護師をやめたい理由】
4.新人で仕事に慣れずに落ち込んでいる

泣いている新人看護師

新人看護師は、毎日がプレッシャーとストレスの連続です。

たとえ看護師1年めの新人でも、患者さんからすれば一人前の看護師なので、迅速で丁寧な対応が求められますし、トラブルにも臨機応変に行動しなくてはいけません。
さらに、ミスをする度に先輩や上司から叱られ、思うように動けない自分にもふがいなさを感じます。

そういったことが重なると、「自分は看護師に向いていない・・・」と自己嫌悪になり、看護師をやめたほうがいいのかなと考えてしまうんです。

Webの掲示板には、悩んでいる新人看護師の悲痛な声がよせられています。

新人看護師として働きはじめて3ヶ月目になりました。
人間関係には恵まれ、先輩方やプリセプター、同期など本当にいい人たちばかりの職場です。
先輩方も話しやすく悩みを打ち明けたりもできます。

私は院内では一番忙しい科に配属され、残業残業残業の毎日です。
ここ2週間ほど、なんにもしていなくても涙が出る、しゃがみこんでしまうほどの気分不良、食欲不振、仕事のことしか考えられなくなり動悸や吐き気に襲われるなどの症状に悩まされています。
毎時間、毎日やめたいと思います。

人間関係には恵まれていますが、仕事している上で命を預かる責任感のおもさ、プレッシャー、毎日の激務や今後この仕事が永遠と続くのかという気持ちに苦しくて苦しくてたまらなくなります。

引用元:新人看護師として働き初めて3ヶ月目になりました(Yahoo!知恵袋より)

とても苦しんでいる様子が伝わってきますよね・・・。
どうしたら、新人看護師の方は悩みから抜け出すことができるでしょうか。
その答えは、のちほどお話ししますね。

【看護師をやめたい理由】
5.看護師としての理想と現実とのギャップを感じている

あなたはなぜ看護師になろうと思いましたか?
理由は人それぞれだと思いますが、「人助けをしたい」という気持ちで看護師に憧れた人が多いのではないでしょうか。

看護師への憧れ

しかし、看護師になってみると、理想と現実のギャップを感じる場面は多いようです。

看護師です、やめたいです。
私は人と関わる事が好きで看護師になりました。
私の力で、少しでも元気になってくれたら・・と思っています。

現実は、寝たきりの患者さんを10人近くもたされてオムツ交換やトイレ介助に追われて1日が終わり。
この人が何の病気だか分からなくても問題ありません。
看護というか介護です。
イライラしてしまう自分がいます。

私は何のために看護師になったんだろうと問いかける毎日です。
夜勤も55床を2人で担当。
ストレスと責任で押しつぶされそうです。
これが現実なのでしょうか・・。
理想の看護がしたいと思うのは、ただの逃げでしょうか?

引用元:看護師です、やめたいです(Yahoo!知恵袋より)

理想が高い人ほど、現実とのギャップを感じてしまうものです。
この方のように、自分の仕事に意義を感じられなくて、看護師をやめたいと思う人もいるんです。


ここまで、看護師をやめたい理由について紹介してきましたが、あなたが共感した理由はありましたか?

いずれの理由であっても、強い不満やストレスを感じている状況なので、それらが積み重なった結果、看護師をやめることを考えてしまうんです。

そこで、私は看護師をやめたいという人には、必ずこう質問するようにしています。
「あなたの悩みを解決する方法は、看護師をやめること以外にはありませんか?」

なぜ、こんな質問をするかというと、強いストレスを感じていると、人は極端な選択をしてしまいがちだからです。
先ほどお話ししたように、看護師をやめた人のうち約40%が看護師に戻りたいと思っていることからも、看護師をやめることが最善でない場合もあると考えるべきです。

ですから、私が相談をうけたときは、看護師をやめる以外の悩みを解決策をご提案し、その方にとってベストな解決策を一緒に模索していきます。

それでは、私がご提案している“看護師をやめたい理由別の解決策”について解説しますね。

看護師をやめたい理由5つの解決策について

看護師をやめたい理由5つに対する解決策は、以下の通りです。


1.結婚や育児などライフステージが変化した

  • 解決策1:今の職場で勤務スタイルや雇用形態を変える
  • 解決策2:夜勤や残業が少ない職場へ転職する

2.長時間労働、低賃金など労働環境が悪い

  • 解決策1:給与水準が高い勤務先に転職する
  • 解決策2:夜勤や残業が少ない職場へ転職する

3.職場の人間関係が悪い

  • 解決策1:女性特有の人間関係を理解する
  • 解決策2:一緒に働く人を最優先に転職先を選ぶ

4.新人で仕事に慣れずに落ち込んでいる

  • 解決策:新人看護師の悩みの乗り越え方を知る

5.看護師としての理想と現実とのギャップ

  • 解決策1:日々の仕事に意義を見つける
  • 解決策2:看護師資格を活かせる、ほかの仕事に転向する

では、それぞれについて説明していきます。

1.「結婚や育児などライフステージが変化した」ことで看護師をやめたい場合

結婚や育児などのライフステージの変化が理由で看護師をやめたい場合、一番ネックなのは不規則な勤務スタイルと長時間勤務だと思います。

そのため、仕事と家庭を両立するには、勤務時間を調整していきましょう。
その具体的な方法について説明していきますね。

【結婚や育児などのライフステージの変化】
解決策1.今の職場で勤務スタイルや雇用形態を変える

まずは、職場の上司に「勤務時間を調整したい」と相談しましょう。

上司に相談

「うちの職場にはママさん看護師の前例が少ないし、上司は相談に乗ってくれないかもしれない・・・」と心配する人もいるかもしれません。
しかし、人手不足の病院ほど、上司があなたの相談に乗ってくれる可能性が高いんです!

なぜなら、新しい人を雇うには時間と労力がかかりますし、定着して働いてくれるかわかりません。
それなら、すでに病院の戦力として活躍しているあなたに長く働いてもらうほうが、病院にとっては安心感があるからです。
今までのあなたの仕事ぶりの評価が高いほど、上司が調整してくれる可能性も高いでしょう。

とはいえ、職場によってはどうしても調整してもらえないこともあります。
その場合は、夜勤や残業が少ない医療施設に転職するのがオススメです。

【結婚や育児などライフステージが変化した】
解決策2.夜勤や残業が少ない職場へ転職する

今の職場で勤務時間の調整が難しい場合は、夜勤や残業が少ない職場へ転職しましょう。
とくに、以下の勤務先は基本的に夜勤がなく、日勤のみであることが多いのでオススメです。


  • 老人介護施設
  • 訪問看護ステーション
  • 診療所・クリニック

看護師は誇りのある仕事

老人介護施設や訪問看護ステーションについては、下記ページで詳しい情報を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

また、勤務スタイルをパートやアルバイトなどの“非常勤”に変更するという選択肢もあります。

非常勤は、常勤よりも時間の自由度が高い働き方ができるというメリットがあります。
ただ、日勤のみや非常勤で働く場合、常勤と比較すると給料が減るケースが多いので、その点は注意が必要です。

常勤と非常勤の違いについては、以下の記事で詳しく説明していますので、気になる方はチェックしてくださいね。

また、勤務先を選ぶ上で意外と見落としがちなのが、自宅から勤務先までの「通勤時間」です。
通勤時間が短いと、家で過ごせる時間が増えるので、なるべく自宅から近い職場を選びましょう。

このように、結婚や育児などのライフステージの変化で看護師をやめたい人の場合は、給料と時間を天秤にかけながら、あなたがベストなバランスで働ける職場を探してみてくださいね。

2.「長時間労働、低賃金など労働環境が悪い」ことで看護師をやめたい場合

給与面に不満をもっている場合は、まずあなたの給与水準が平均よりも低いのかを確認しましょう。

確認方法は、医療施設や年齢別の平均給与と比較することです。
看護師求人サイトナースフルのデータによると、医療施設の平均年収は以下の通りです。
(※25歳~29歳の平均年収です)


  • 病院:413万8,714円
  • クリニック:392万4,870円
  • 訪問看護:420万円
  • 医療施設以外:359万3,733円

上記ページでは、さまざまな年齢層や施設での平均年収が紹介されています。
これらのデータと比較して、あなたの給与水準が低いなら、今より給与水準が高い医療施設に転職することをオススメします。

【長時間労働、低賃金など労働環境が悪い】
解決策1.給与水準が高い勤務先に転職する

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給与水準が高い勤務先の候補は以下の通りです。


●都市部の私立大学病院
私立大学病院は学校法人としての収入があるなど、経営に余裕があることが多いです。
そして、病床数が多い病院は患者ひとり当たりの経営コストが下がり効率的な経営ができます。
そのため、看護師の給料が高く手当が充実していることが多いんです。
●訪問看護ステーション
訪問看護は、時間外手当やオンコール手当などの手当が充実しています。
また、人手不足の訪問看護ステーションが多く、看護師を集めるために給料水準を高めに設定している施設が多いです。

また、上記以外にも管理職への昇進を目指したり、看護系の専門資格を取得したりするのも給料アップに結びつきます。

給料アップの方法については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ確認してくださいね。

【長時間労働、低賃金など労働環境が悪い】
解決策2.夜勤や残業が少ない職場へ転職する

長時間労働に悩んでいる場合の解決策は、先ほどの「結婚や育児などのライフステージの変化」が原因の解決策と同様です。
まずは、職場の上司に働きかけた上で、改善がむずかしい場合は転職を考えましょう。

3.「職場の人間関係が悪い」ことが原因で看護師をやめたい場合

看護師の職場は女性比率が高いので、女性特有の人間関係のむずかしさに悩む人が多いです。
では、さっそく解決策について説明していきますね。

【職場の人間関係が悪い】
解決策1.女性特有の人間関係を理解する

女性特有の人間関係

個人差はありますが、女性は「自分は自分、他人は他人」という見方をすることが苦手な傾向があります。
そのため、自分とは違う意見やライフスタイルをもつ相手を尊重できずに敵視してしまう人がいるんです。

そして、看護師は専門職ということもあり、長く勤めている先輩たちが大勢います。
新卒とベテランでは何十歳もの年齢差がありますし、独身や結婚している人、子供がいる人とライフスタイルも様々です。
つまり、意見やライフスタイルがそれぞれ違っていて当たり前なんですよね。

でも、ストレスを抱えている人は自分と違う意見の人を攻撃することで、自分の生き方を肯定しようとします。
残念ながら、そんな人は多かれ少なかれ、どんな職場にもいるんですよね。

ですから、あなたは自分とは違う考えの相手を許容して、なるべく苦手意識をもたないようにすることが大切です。
苦手意識をもってしまうと、それは相手にも伝わり、良好な関係を築けなくなってしまうからです。

このような女性同士の人間関係を円滑に進めるコツを知りたい人には、下記の書籍をオススメします。
「仲の悪い上司の板挟み、派閥争い」「いない人の悪口大会」など、具体的なシチュエーションでの女性心理や対処法が紹介されているので、参考になると思いますよ。

女子の人間関係

このように、あなたの意識を変えて、職場の人間関係を改善できることが一番望ましいですが、なかには改善が不可能な職場もあると思います。
そんなときは、転職をして新天地で頑張るという選択をしましょう。

【職場の人間関係が悪い】
解決策2.一緒に働く人を最優先に転職先を選ぶ

職場の人間関係が悪くて転職をする場合は、必ず「職場見学」をするようにしてください。
職場見学とは、勤務先の様子を面接などの際に見学させてもらうことです。

職場見学

その際、下記のポイントをチェックしてくださいね。


●看護師の様子

  • 職場見学を申し込んだときの「電話対応」は親切だったか?
  • 看護師は、患者さんを尊重する言葉使いや態度で接しているか?
  • 若手の看護師さんは笑顔でリラックスしながら仕事しているか?

●患者さんの様子

  • 患者さんは、居心地がよさそうにしているか?
  • 患者さんは、看護師に相談や雑談をしているか?
  • 患者さんの身の回りは、清潔で綺麗に整備されているか?

転職前に職場の雰囲気をつかむことはなかなか難しいですが、それでも、実際に自分の目で見ておくのと見ないのとでは雲泥の差があります。
「なんだかいいなあ!」とか「なんだかイヤだなあ・・・」といった空気感は感じることができますからね。

このような、転職先を選ぶときのポイントについては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてくださいね。

4.「新人で仕事に慣れずに落ち込んでいる」ことが原因で看護師をやめたい場合

まず、新人看護師の皆さんに声を大にして伝えたいのは、「あなたのまわりの先輩たちも新人の頃はみんな同じ気持ちだった」ということです。

仕事がうまくいかなかったり、落ち込んでしまったりするのは、あなたに問題があるわけではなく、あなたが新人で仕事に慣れていないだけです。
必要以上に自己嫌悪になる必要はないんですよ。

もし、相談しやすい先輩がいるなら、その先輩が新人の時にどんな気持ちだったか、それをどう乗り越えたかを聞いてみるのもいいと思います。
きっと、「先輩たちも新人時代を乗り越えて今があるんだな」と思えるはずです。

先輩に悩み相談

新人の頃は覚えることが多くて大変ですが、経験やスキルがついてくると、少しずつ自信もついてきますよ。

以前、新人看護師向けに下記の記事を書きましたので、悩んでいる新人看護師の方はぜひチェックしてください。

先輩看護師が伝える!新人看護師の悩みが一気に解消する5つの考え方

5.「看護師としての理想と現実とのギャップ」を感じ、看護師をやめたい場合

理想と現実のギャップ

理想と現実とのギャップに苦しむのは、理想をしっかりと持っているからです。
それは、とても素晴らしいことです。
でも、理想が高いがゆえに自分の仕事の意義を感じられないのは、残念な気がします。

では、理想と現実のギャップを感じている悩みは、どのように解決したらよいでしょうか?

【看護師としての理想と現実とのギャップ】
解決策1.日々の仕事に意義を見つける

仕事の意義を見出す

先ほど、「何のために私は看護師になったのか」という悩みを紹介しましたよね。
実は、あの相談にはこんな答えが載っていたんです。

おむつ介助の中にも看護があります。
1人ひとりの排泄物の色や形状を眺めた事ありますか?
皮膚の状態、皮膚のはり感、浮腫じゃないか、トイレ介助を通してその方のトランスの状態や歩行の様子、傾きがないか、肩は下がっていないか、足は正常に前に出ているか、出ていなかったら何が考えられるでしょうか。

それが看護師の視点でのアセスメントです。
毎日毎日ただ見ているだけでも一日は過ぎていきます。
しかしそこにプロとしての視点を入れられるのかどうか。
ただの介護が看護に変わる瞬間です。
(中略)
理想の看護とは何でしょう。
自分の力で少しでも元気になってくれたらと思っておられるのですよね。
その手助け、できていませんか?
排泄で困っている方の助けになっているでしょう?

目の前に病に困っている方がいたら手を差しのべるのが看護の本質です。
救命救急や外科にだけ、看護が必要なのではありません。

引用元:看護師です、やめたいです(Yahoo!知恵袋より)

この方が書かれているように、自分自身で仕事の意義を見い出すことは、とても重要なことだと思います。
理想と現実のギャップを感じている方は、一度、日々の仕事を見つめなおしてみてくださいね。

しかし、どうしても自分の仕事に意義が見つけられないと思う人がいるかもしれません。
そのような場合は、ほかの医療施設に転職する、看護師以外の仕事に転向することを検討してみてください。

【看護師としての理想と現実とのギャップ】
解決策2:看護師資格を活かせる、ほかの仕事に転向する

医療施設への転職についてはこれまでも説明していますので、ここでは看護師資格を活かした、ほかの仕事に転向する方法をお伝えします。

それは、医療施設ではなく企業で働く「産業看護師」になる方法です。

産業看護師

産業看護師には、以下の4つの種類があります。


  • 企業の医務室・健康管理室での看護・保健業務
  • 治験(ちけん)関連企業での治験コーディネーターや臨床開発モニター
  • 医療機器メーカーでのクリニカルコーディネーター
  • 健康相談を扱うコールセンターでの電話対応

それぞれのくわしい仕事内容や、産業看護師として働くメリットなどについては、以下の記事で紹介していますので、よかったら参考にしてみてくださいね。


いかがでしたか?

看護師をやめたい理由はさまざまで、それぞれ解決策が違います。
まずは看護師をやめたい理由を整理した上で、看護師をやめる以外の選択肢がないかを慎重に考えてみてくださいね。
この記事が、「看護師をやめたい」という悩みを解決する助けになれたら、とてもうれしいです。

ナオコの転職業界 本音トーク

ナオコさん、相談です。

あら、何かしら?

実は私の友達のナースが転職を考えていて・・・。

今、どこかの転職情報サイトを利用しようとしているそうなんですが、自分の個人情報をやみくもに登録するのはイヤだし、どうしようか迷っているみたいで・・・。

それだったら、この記事を読むといいわよ。
この記事では“いい転職情報サイトの選び方”を分かりやすく解説しているから。

ありがとうございます!
早速さっきのページを友達にLINEで送っておきました。

さてと。
せっかくだから、ここでも転職情報サイトの選び方をアドバイスしておこうかしら。

ほわわわ!
ぜひお願いします!

えっとね。
転職情報サイトを選ぶ際のポイントはね・・・。

そのサイトの「運営会社」をチェックすることよ。

運営会社・・・ですか?

そうよ。
実は運営会社によって、取り扱っている求人にバラつきがあるのよ。

たとえば、●●社では紹介してもらえた求人が、■■社のサービスを利用すると紹介してもらえないケースがあったりするの。

えええ!?
そんなことがあるんですか・・・!?

そうよ。
正確には「●●社にはあった求人が■■社にはないことがある」と言ったほうが分かりやすいわね。

えっ、ど、どうしてそんなことが起こるんですか・・・?

それはね、求人紹介会社のビジネスを考えれば分かるわ。

求人紹介会社はボランティアで求人を紹介しているわけじゃない。
ビジネスで求人を紹介しているの。
看護師の転職を成功させることで、求人情報を登録していた会社から紹介料をもらっているのよ。

で、今、紹介会社はものすごく増えている。
そんな激化する求人業界において、紹介会社同士の差別化をはかれる部分、それが「求人情報」なの。

つまり、“他社よりいい求人情報を取り扱っているかどうか”で、紹介会社の価値が決まるのよ。

紹介会社からすると、求人情報はいわゆる“自社の商品”になるわけね。

ほわわ・・・。
いい求人情報を揃えることが、その紹介会社の運命を握るんですね・・・。

そうよ。
だからね、転職情報サイトを選ぶ際は“そのサイトにどれだけ魅力的な求人が掲載されているか?”という視点で選ぶといいわ。
あとは求人のは「量」なんかも大事よ。
量がたくさん掲載されているということは、転職者ごとの条件に合った求人も多いはずだから。

求人の「量」・・・。

そう。
言い換えると、「求人の掲載件数が少ない転職情報サイト」は避けたほうが無難ってこと。

・・・そう考えるとね、ぶっちゃけなところ、大手の紹介会社が運営するサイト以外の選択肢はないのよ。

えっ・・・!?

今の時代、いろいろな転職情報サイトがあるわ。
でもね、やっぱり、大手の求人サイトには、大手なりの強みがあるのよ。
一言でいえば、単純に「病院とのネットワーク」の強さが違う。

病院とのネットワーク・・・!?

大手の中には古くから求人紹介ビジネスをおこなっている会社があるわ。
そういう会社は多くの病院にたくさんの看護師を紹介してきた。
その実績があるからこそ、病院側はその求人会社を信頼して、ほかの紹介会社には出さないような「特別な求人」を出したりするのよ。

特別な求人・・・?

そうよ。
その求人会社にお世話になっているからこそ、その紹介会社にだけスペシャルな求人を出すってこと。
そうすれば、その紹介会社を利用する看護師も増えるでしょ?
病院と紹介会社は持ちつ持たれつの関係なの。
いい意味でね。

なるほどです・・・。

あと、大手の紹介会社を選ぶメリットはもうひとつあるわ。

それは何ですか?

大手の紹介会社の場合、「キャリアアドバイザー」の“質”が平均して高いってことね。

キャリアアドバイザー?

キャリアアドバイザーって、ナオコさんみたいに、求人の紹介や面接のサポートなどをしてくれる人のことですか?

そうよ。
大手はキャリアアドバイザーの“質”が違う。
なぜなら、単純に優秀な人が集まりやすいから。

優秀な人が集まりやすい・・・!?

大手の紹介会社はお給料がいいこと以外にも、そこで働くやり甲斐も大きいわ。
誰しも大企業で働くことに憧れるでしょ?
だから、優秀なキャリアアドバイザーが他社からどんどん転職してくるの。

説明が長くなっちゃったけど、私の話を総合すると、転職で失敗したくないのなら、まずは大手の紹介会社が運営している転職情報サイトに登録したほうがいいってこと。

たとえば、リクルートが運営している「ナースフル」とかね。

ほわわわ・・・。 看護師の転職は奥が深いです・・・!

もっと知識をつけませんか?

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