採血による血液検査は身体の状態を知るために大事な検査。でも、普段、採血に慣れていない方だと「内出血(青あざ)」のトラブルに巻き込まれることがあります。その理由は止血不足によるものでした。

検査の豆知識

社会人必見!採血時に腕に内出血(青アザ)を作らない方法

このコンテンツは、架空のキャラクターである山下リコと伊集院ヨシミが、現役の医師と看護師監修のもと、私たちの健康に関する話をできるだけわかりやすい言葉を使って解説するブログです。


こんにちは!
ユリカモメ病院に勤める新人ナースの山下リコです。

早速ですが、あなたは最近「採血」されたことはありますか?

採血

採血は簡易な健康診断のメニューにはありませんが、例えば、人間ドックなどには、採血による「血液検査」があります。

血液は健康状態をチェックするための貴重な情報源。
身体のどこかに異常があった際、血液の成分にもその異常が見られるようになります。
たとえば、生活習慣病も早期発見できますし、肝機能や腎機能の状態のチェックもできます。

血液が持つ情報量ってすごいんです!

そのため、採血による血液検査を定期的に受けることは大事なのですが、普段、採血に慣れていない方だと、ナースとの間で予期せぬトラブルが起きることがあります・・・。

たとえば、採血後にナースからの「よく押さえてくださいね」という指示を無視して、採血部位をしっかり押さえなかったために、内出血による「青アザ」ができてしまったり・・・、はたまた、押さえずに「揉んで」しまったことで、これまた内出血による「青あざ」ができてしまったり・・・。

アザの話ばかりで恐縮ですが、「青アザ」のトラブルは本当に多いんです!!

内出血による青アザは時間が経てば治るのですが、いざ、青アザができると、「採血に失敗したんじゃないか!?」と怒鳴り込んでこられる方もおられます・・・。
いえいえ、失敗したじゃなくて、先程のようにナースの指示を無視したり、その他色々な理由で青アザができているんですが、いざ、青アザができてしまうと、不安になられるようです。

特に女性の方などは、腕にアザができてしまうと大変ですよね。
また、外回りの営業の方で腕を見せるケースがある場合、腕が内出血していると、取引先の相手がびっくりしてしまいます。

ですので、そんな採血後のトラブルを未然に防ぐために、ぜひ今回の記事をお読みいただき、採血に関する正しい知識を身につけていただけるとうれしいです!

採血は二人三脚。患者さんと息の合った連携が重要です。
もし、あなたが全国100万人のナースの気持ちがわかるようになれば、あなたの株はうなぎのぼりですよ♪

内出血の一番の理由は、採血部位をしっかり押さえないことによる「止血不足」!

注射や採血がもとで内出血が発生する理由は、ナースの注射や採血の「上手・下手」だけが原因でありません!

一番の理由は、採血部位をしっかり押さえないことによる「止血不足」なんです!

しっかりと押さえないと大変なことになりますよ

採血をすると、採血後にナースから「しっかり押さえておいてくださいね」という指示が出されると思います。
あれは、採血部位を押さえることで、血管を圧迫して止血しているんです。

この止血方法を「圧迫止血」と呼びます。

採血というのは、血管の中に注射針を刺すわけですから、あの指示を無視して、採血部位を放置していると、血管に穴が空いている状態になり、内出血が起こるのです・・・。
だから、採血部位を圧迫して、その穴を塞ぐ必要があるんですね。

あと、たまに勘違いされる方がいらっしゃるのですが、採血部位を揉むことは絶対に避けてください!

採血部位を揉んでしまうと、注射針の穴が自然にふさがろうとしているのに、余計に開いてしまうのです。
その結果、内出血がひどくなることも・・・。

注射は、種類によって「押さえるタイプ」と「揉むタイプ」がある。
採血は「押さえるタイプ」!

採血部位を「揉む」方が現れるのは、おそらく、筋肉注射や皮下注射を受けたときと誤解されているのが原因のようです。

「筋肉注射」や「皮下注射」は、薬剤を速やかに吸収させるため「揉む」ように指示されますが、予防接種などの「皮下注射」や、静脈注射などの「血管注射」や、今回の採血は揉んではいけません!

内出血時の血は重力により、下に落ちてくる

あと、内出血時に、広範囲に大きな青アザができたり、内出血した部位自体が移動することがあります。

なぜ、そのようなことが起きるのでしょう?
実はそれ、「重力」が関係しています。

内出血した血液は、重力の関係で「下」に落ちやすく、それにより、元々採血した部位の下方に青アザが広がることがあるんです。

その他、採血時に内出血が起こる理由

その他、採血時に内出血が起こる理由は以下のようなものです。


  1. 採血中に患者さんが動いてしまった
  2. 患者さんが高齢者の方だったり、血管が細かった場合
  3. 患者さんの血管が深いため、血管を探しにくかった場合
  4. 脳梗塞や、頭痛などで、血液をさらさらにする薬を飲んでいて、止血が難しい場合(バファリン・バイアスプリンなど)

●参考:医療法人社団 健診会 東京メディカルクリニックサイト

いかがでしたか?

採血は二人三脚。ナースと患者さんと息の合った連携が重要です。
是非今回の採血の知識を覚えておいていただき、現場のナースと良いコミュニケーションをとっていただけるとうれしいです♪

師長!
採血って苦手な患者さんは本当に苦手なんですよね・・・。

そうね。
苦手になる理由として、今回のように「青アザができちゃった・・・」みたいな過去の辛い記憶があるのかも。
だからこそ、私たちナースは「なぜ、それをするのか?」「どういうリスクがあるのか?」ということを患者さんにしっかり伝えていかなくちゃね。

「大切なことは自分から伝えないと伝わらない」ですね。

そうよ。
だからリコちゃんも中村君に・・・。

ぽわわわわわ!!

今回のように「知らないこと」から起きるトラブルは医療の現場で多くあります。
こちらのインタビュー記事
に書かれていた「ナースは今後、不確実なことに対応できるジェネラリストの質が求められる」というフレーズを見て、ナースは、患者さん一人一人が不安に思ってらっしゃることを察知して、事前に対応できる柔軟さが大事だと思いました。


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本サイトに書かれている情報は、現役の医師と看護師の監修のもとで提供されていますが、サイト内で紹介している各種ノウハウの効果にはどうしても個人差があります。
そのため、皆様の判断と責任のもとで参考にしてください。

もし、体調が悪いときや身体に異変を感じているときには、当サイトの情報だけで自己判断せず、必ず医療機関を受診するようにしてください。


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