あなたの歯の磨き方は自己流ではありませんか? 実は、歯の磨き方次第で虫歯の発生率は大きく変わります。 しかし、日本人の多くは歯の磨き方を間違っているんです。 そのため、虫歯になる日本人は後を絶ちません。 というわけで、今回は、日本から虫歯になる人を減らすべく、正しい歯磨きの方法をお教えします!

人間の身体の知識, , 社会人のためのマナー

日本人の多くは歯磨きの方法を間違えてる!?大人のマナーとして知っておきたい正しい歯磨きの方法

このコンテンツは、架空のキャラクターである山下リコと伊集院ヨシミが、現役の医師と看護師監修のもと、私たちの健康に関する話をできるだけわかりやすい言葉を使って解説するブログです。


こんにちは!
ユリカモメ病院の新人ナース、山下リコです。

あなたは、毎日きちんと歯磨きをしている人ですか?

もし、あなたが毎日きちんと歯磨きをしているとして、質問します。
・・・最近、虫歯ができてしまったりしていませんか?

虫歯で苦しむ女性

「歯をいつもしっかり磨いているはずなのに、どうしても虫歯ができてしまう・・・」
そんな方はいらっしゃいませんか?

実は、日本人の多くは間違った歯磨きをしてしまっているんです・・・!

たとえば、あなたはこんな風に歯磨きをしていませんか?


  • 歯ブラシを水でぬらしてから、歯磨き粉をつけている
  • その歯磨き粉は適当に選んでいる
  • 歯の汚れをしっかり落とそうとして、ゴシゴシ磨いている

これらの磨き方は、すべて正しくないんです・・・!
これらの磨き方を続けていると、虫歯ができたり歯周病になったりと、かえって歯を悪くしちゃう可能性も・・・。

じゃあ、どういう歯磨きの方法が正しいのかというと、たとえば、以下が正しい歯磨きの方法です。


  • 歯ブラシは水でぬらさない
  • 歯ブラシは鉛筆を持つように握り、ブラシの先が広がらないくらいの強さで磨く
  • フッ素入りの歯磨き粉も検討してみる
  • 歯磨き後30分は飲食しない

どうでしょうか?
あなたは上記の方法で歯を磨いていましたか?

歯磨きをきちんとすることをはじめ、虫歯や歯周病にならないようにしっかりと予防することを専門用語で「予防歯科」といいます。

一般的に、歯医者さんのお仕事は虫歯になってからの“治療”が主となりますが、予防歯科を中心におこなう歯医者さんの場合は、虫歯の治療が要らないように、毎日の歯磨きの正しく方法や、歯を大切にケアするための考え方を伝えることがお仕事です。

そして、予防歯科は、歯医者さんに通わずとも、自宅で実践することができるんです。

この予防歯科、日本ではまだ20%ほどの人しか必要性を理解していないといわれています。
その一方で、欧米では全人口の70%以上の人が予防歯科の大切さを感じているようです。
欧米の人たちは歯磨きに対する理解が深いんですね。

予防歯科の考え方は、日本ではまだ十分に浸透していませんが、虫歯になってから痛い思いをして治療するよりも、歯磨きを工夫して、虫歯を予防するほうが絶対にいいですよね。
虫歯になると、治療費もかかりますし、治療のための時間ももったいないです。

そこで今回は「大人のマナーとして知っておきたい正しい歯磨きの方法」と題して、虫歯にならないための歯磨きテクニックをご紹介します!

人と会うことの多い営業の方などは、ニッコリ笑ったときに虫歯が見えてしまうと、せっかくの素敵な笑顔もイメージダウンです。
“芸能人は歯が命”という言葉があるように、虫歯のない歯で、芸能人みたいにニッコリ笑いたいですよね。

毎日間違った歯磨きしてしまっている人にとっては、今回の記事があなたの人生を変えるかもしれません。

それではまいりましょう!

歯磨きの正しいマナー

まずは、虫歯が発生する原因について知っておきましょう!

虫歯は「虫歯菌」という細菌が作り出す“酸“が、歯を溶かすことで発生します。

虫歯菌

虫歯菌が歯を溶かすまでの流れをカンタンに説明しますね。

実は、私たちの口の中には、もともと虫歯菌が住みついています。

その虫歯菌は、食べ物に含まれる糖分をごちそうとしていて、口の中に入ってきた食べ物から糖分を得て、活発に動き始めます。
そして、その後、白色もしくは黄色っぽいネバネバしたものを作り始めます。

そのネバネバの正体は「プラーク(歯垢)」
歯ブラシのCMなどでも聞いたことがある言葉かもしれませんが、そのプラークは虫歯菌自身と虫歯菌の「代謝物」の固まりです。
そして、実は虫歯菌の住みかにもなるんです。

プラーク(歯垢)を放置していると、プラーク(歯垢)に住みついた虫歯菌はどんどん増え続けます。
やがて、1mgのプラークの中に1億個以上の細菌がいるといわれるくらい(ひええええ・・・)、たくさんの虫歯菌が発生するんです。

そうなると、虫歯菌はますます活発に活動します。
そして、私たちが口に入れた食べ物に含まれる“糖分”から、“酸“をつくり出しはじめてしまうんです。

そして、その酸は歯の一番外側にある硬い「エナメル質」を溶かし、穴をあけてしまいます。
その状態が“虫歯”なんですね。

酸を防ぐためには、唾液の分泌が大事!

虫歯菌が酸を生み出してしまうと大変です。
その酸を放っておくと、どんどん虫歯ができてしまうからです。

酸をなくすには一体どうすればいいのでしょうか?

安心してください。
そこで活躍するのが、「唾液」なんです。

実は唾液には、歯や口の中の酸の洗浄をおこなう役割があります。

たとえば、レモンや梅干しなどの酸っぱい食べ物を見たときに自然と唾液が出ますよね?
あれは、口の中に酸が入ってくることを予想して、唾液がスタンバイしているんですね。

つまり、唾液は、虫歯菌が作り出す酸から私たちの歯を守るガーディアンなんです。

また、溶かされてしまった歯の表面のエネメル質の結晶を新しく形成し、元の健康な状態に戻すこともできます。
(それを「再石灰化(さいせっかいか)」と呼びます)

エネメル質

というわけで、唾液の分泌さえ活発であれば、虫歯菌が活発に動き始めても、虫歯にはなりません。

ただ、寝ているときには唾液の分泌は少なくなりますし、プラーク(歯垢)が多すぎたりすると、唾液の分泌量が虫歯菌の活動に対して追いつかなくなることがあります。

だから、虫歯を予防するためには、そもそも、虫歯菌の好物である砂糖をとりすぎないことが重要です。
また、唾液の量が少なくなる睡眠中のことを考え、夜寝る前にしっかりと歯磨きをしてプラークを落としておくことも大事というわけです。

そう、歯磨きが大事なんです!

というわけで、続いて、今回の記事のテーマである「正しい歯磨きテクニック」をお教えします。

正しい歯磨きのテクニック

冒頭で間違った歯磨きの方法と、正しい歯磨きの方法をお教えしました。
ここで、もう一度、正しい歯磨きの方法をおさらいしましょう。


●正しい歯磨きテクニック

  1. 歯ブラシは水でぬらさない
  2. 歯ブラシは鉛筆を持つように握り、ブラシの先が広がらないくらいの強さで磨く
  3. フッ素入りの歯磨き粉も検討してみましょう
  4. 歯磨き後30分は飲食しない

これらのテクニックについて、もう少し掘り下げていきますね。

1、歯ブラシは水でぬらさない!

歯ブラシ

あなたは歯を磨くときに、歯ブラシを水につけてから、歯磨き粉をつけていませんか?
歯ブラシを水でぬらしたほうが歯磨き粉の泡立ちがよくなるので、なんとなくよさそうな感じですが、実は、その泡立ちのよさがNGなんです。

というのも、泡立ちがいいと、泡が口の中いっぱいに広がり、「しっかり磨いている気分」になってしまい、じっくり歯を磨かなくなってしまうからです。
また、歯磨き粉に入っている研磨成分も水で流れてしまいます。

だから、歯ブラシに歯磨きをつけるときは、必ず歯ブラシを乾かしてからつけるようにしましょう。

2、歯ブラシは鉛筆を持つように持ってください

歯磨きをする女性

歯ブラシは鉛筆を持つように、3本の指で持つようにしてください。
そうすると、歯磨き時に余計な力が入らないので、小回りがききやすく、磨き残しが減ります。
また、力を入れすぎてしまって、歯ぐきを傷つけることもなくなるので、安心です。

よく見かけるのが、歯ブラシを5本の指でしっかりと持ってしまっている人です。
歯ブラシを握る指の本数が増えれば増えるほど、それだけ歯ブラシに力がかかってしまうので、注意してくださいね。

3、歯磨き粉はフッ素入りのものも検討しましょう

フッ素入り歯磨き粉

歯磨き粉を選ぶ際は、フッ素入りの歯磨き粉も検討してみてください。
なぜなら、フッ素には以下の3つの虫歯予防効果があるからです。


  1. 歯の「エナメル質」の修復を助ける
  2. 歯の「エナメル質」を強化して、酸に強い歯にする
  3. 虫歯菌の働きを弱め、酸を作り出す力を弱くする

フッ素はその虫歯予防効果の高さから、最近の市販の歯磨き粉によく入っています。
また、歯医者さんで販売している歯磨き剤も、その多くにフッ素が配合されています。

ただ、「フッ素 歯磨き粉」と検索すると、フッ素に関してよくないクチコミをたくさん目にします。
そのほとんどが、「フッ素は神経毒であり、それを歯磨き粉で使用することはよくない」というクチコミです。

フッ素入りの歯磨き粉を選ぶかどうかはあなた次第ですが、ここではある歯科医院の方の意見を採り上げておきます。

以下は、大阪にある「ながせデンタルクリニック」の院長が書いたブログからの引用です。
フッ素が怖いという方は、よかったら以下の記事をご一読ください。

私は3児のパパです。
3児ともに、虫歯は0でございます。

このことを患者さんにお話すると、イロイロな反応が返ってきます。
私自身も24年間にわたって、一本も虫歯を作ったことがありません。

24年前。中学生のときまでは、虫歯が沢山ありました。

ところで、私自身の子供達にはフッ素塗布を実施しています。

引用元:フッ素の安全性について(ながせデンタルクリニック)

医療に関する考え方は人それぞれですが、大切なのは幅広い視野で情報収集することです。

一部の歯医者さんの中には、フッ素を使わない歯医者さんもおられようなので、フッ素が気になる方は、上記のブログ記事を含め、以下のリンクから現役の歯医者さんの主張をチェックされることをオススメします。

4、歯を磨いたあとの30分間は飲食しないでおきましょう

もし、フッ素入り歯磨き粉を使った場合は、歯を磨いたあとの30分間は飲食しないでおきましょう。
フッ素入り歯磨き粉の効果を発揮させるためです。

寝る前の歯磨きが1日のうちで一番大事!

最初の方で、虫歯を防ぐには唾液の分泌が大事とお話しました。
ただ、その唾液は、私たちが眠っている夜にはあまり分泌されません。

だから、唾液の威力が弱まる夜が、一番虫歯になりやすいタイミングなんですね。

そのため、寝る前の歯磨きは大切にしましょう。
寝る前にしっかり歯磨きをして、プラーク(歯垢)を落としておけば、虫歯の危険はある程度防げます。

また、寝る前の歯磨きには、いつもの歯磨きにプラスして、「デンタルフロス」「歯間ブラシ」を使い、歯と歯の間のプラーク(歯垢)を丁寧に落としましょう。

デンタルフロスについて、もう少し詳しく説明しますね。

「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」を使えば、歯と歯の間のプラーク(歯垢)も落とせます!

デンタルフロス

デンタルフロスは、歯と歯の間に通して歯垢を落とすための“糸”のことです。
そして、歯間ブラシは、歯と歯の間の汚れを掃除するための“小さな歯ブラシ”です。
このふたつは、歯科関係者なら間違いなく使っているほど、虫歯予防に効果のあるグッズです。

実は、虫歯の90%は歯と歯の間から発生するといわれています。
というのも、歯と歯の間は歯ブラシでは磨きにくく、プラーク(歯垢)が残りやすい場所だからです。

そのため、デンタルフロスなどを使って、歯と歯の間を磨く習慣がないと虫歯になりやすいんですね。

デンタルフロスの使い方については、サンスターさんの公式サイトでアニメーション画像付きで詳しく解説されていますので、ぜひチェックしてみてください。


いかがでしたか?

今回お教えした歯磨きのテクニックは、虫歯を予防するための「予防歯科」の一環です。
最初にもお伝えしたとおり、欧米では今、予防歯科がすごいブームになっていて、全人口の70%以上の人が予防歯科の大切さを感じているようです。

また、以下の資料を見ると、歯磨きのためのアイテムである「オーラルケアアイテム」の年間平均購入金額は、スウェーデンが8,415円なのに対して、日本は4,965円と、歯磨きに関する意識に開きを感じます。

日本人の歯磨き力はスウェーデンにはまだまだ追いついていません・・・!

だから、日本の人たちも欧米の人たちを見習って、ぜひ、歯磨き力を高めてほしいなと思う今日この頃です。

虫歯になると、治療にお金がかかりますし、時間もかかってしまいます。
というわけで、虫歯になってもひとつもいいことがないので、ぜひ、しっかり歯を磨いて、予防歯科をおこないましょう!

師長!
虫歯といえば・・・最近こんな動画を見つけました!

こ、これは一体・・・!?

「すすめ!!歯美垣シロー」というアニメらしいです!

虫歯予防に関する知識を楽しく学べるのでオススメです!

ほほう。

・・・。

それにしても、このシローっていう主人公、全裸だし、変な羽が生えてるし、顔は白い歯だし・・・。

まるで、へ、へんた・・・

師長!そこから先は言っちゃダメです!!


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そのため、皆様の判断と責任のもとで参考にしてください。

もし、体調が悪いときや身体に異変を感じているときには、当サイトの情報だけで自己判断せず、必ず医療機関を受診するようにしてください。


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