4月から看護師になる新人看護師のみなさんは、看護師としての新生活に不安を持っている方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、新人看護師としての最初の試練「入職1年目」の時期をどのように過ごしていくべきかを、先輩看護師の視点からお話しします!

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先輩看護師が伝える!新人看護師の悩みが一気に解消する5つの考え方

このコンテンツでは、架空のキャラクターである山下リコと伊集院ヨシミが、あなたの生活に役立つ話をできるだけわかりやすい言葉を使って解説しています。
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「国試が終わったし、4月まで遊びまくろう!」
この時期、4月から看護師になる予定の看護学生のみなさんは、残された学生生活を満喫している頃ですよね。

こんにちは!
ユリカモメ病院の新人ナース、山下リコです。

この時期、看護学生のみなさんは、いろいろな感情が入り混じった心境だと思います。
4月からの新生活に向けた緊張感と、国試を終えた安心感、国試の結果を待つドキドキ感・・・。

その中でも一番気になるのは、4月から始まる看護師としての新生活じゃないでしょうか。

新生活を迎える新人看護師

「私は一人前の看護師として本当にやっていけるのかな・・・」
「看護学生時代の実習ってどれだけ役に立つんだろう・・・?」

そんな不安を抱えていませんか?

私は看護師1年目の新人ナースですが、去年の今頃、同じことを考えていました。
先ほどの悩みを抱えたまま、いざ、看護師としての職場に足を踏み入れたわけですが、正直なところ、はじめは毎日がプレッシャーとストレスの連続でした。
けっしてあなたを不安にさせたいわけではないのですが、看護師になりたての頃は、毎日、試練が続きます。

看護師一年目とはいえ、患者さんからすればあなたはひとりの立派な看護師。
迅速かつ丁寧な対応が求められますし、トラブル時には臨機応変に行動しなくてはいけません。
また、職場で働く先輩たちや同僚との人間関係も、うまく折り合いをつける必要があります。

てんてこ舞いの新人看護師

そんな大変な日々を送っていた私ですが、看護師2年目となり、少しずつお仕事にも慣れてきました。
すると、「看護師1年目のときに、こういう意識で働いていればよかった・・・!」ということに気付き始めたんです。

そのノウハウとはズバリ、新人看護師が職場でうまく立ち回るための方法。
今回は、あなたの少し上の先輩である私が、「新人看護師1年目だからこそ、心がけたい5つのこと」をお話しします!

それではまいりましょう。

新人看護師に知ってほしいこと

新人看護師1年目だからこそ、知っておきたい5つのこと

看護師として働き始めたばかりの頃は、うまくいかないことばかりで、自分の不甲斐なさに落ちこむことが多いでしょう。

でも、うまくいかないのは当然!
最初から、何でもうまくできる人なんていません。

だから、落ちこんだときは、次から紹介するような考え方をもって、気分を切り替えるようにしてください。

【新人看護師が心がけたいこと】
1.できないことだらけでも、不必要に落ち込まない

落ち込む女性

新人看護師が最初にぶつかる壁は、“できないことや、分からないことばかり”という現実です。

あなたは看護学生時代に実習を経験していますが、看護師免許をもたない状態では学べる技術が限られます。
そのため、看護師になってから初めて学ぶ技術はとっても多いんです。

日本看護協会の調査によると、「ベッドメーキング(ベッドメイキング)」や「食事介助」などは入職時にひとりで対応できる看護師が多いものの、「止血」や「気道確保」などの人命にかかわる可能性がある技術を実施できる新人看護師は非常に少ないそうです。
※日本看護協会調べ

食事介助をする新人看護師

このように新人看護師が看護技術をしっかり身につけていない状態にも関わらず、看護の現場の忙しさは日々待ったなしです。
しかも、近年、看護師の人手不足が続いていることもあり、先輩たちが余裕をもって新人看護師に教える時間を持つことも難しい状況です。

つまり、新人看護師は右も左もわからないまま現場に出ていくことになります。

もちろん、基礎的な研修は勤務先で実施されますが、座学よりも現場で学ぶことの方がずっと多いんです。

看護の現場はバタバタしている

ただ、患者さんから見た場合、新人看護師であってもベテランの看護師と変わりありません。
そのため、新人看護師もさまざまな質問や相談を患者さんから受けます。

その際、患者さんの質問に即答することができずにいると、自分の力不足を感じたり、先輩に質問しようにも、先輩からは「そんなことも知らないの?」とそっけなく言われてしまってたり・・・。
一人でできることは少ないのに、多くのことを求められる大変な状況が続きます。

でも、私が新人看護師になるあなたに知ってほしいのは、「できないことだらけでも落ち込まないでほしい」ということです。

最初から何でもできる人なんていませんし、この大変な道は、先輩看護師たちもみんな通ってきた道です。
日々少しずつ知識や経験を増やしていけば、きっとスムーズに仕事が進められるようになります。

わからないことは即質問!

「毎日少しずつ成長していけばいい」そう思って頑張ってください!
そのためには、毎日小さな目標を立てて達成感を積み重ねていくこともオススメです。


●小さな目標の例

  • ナースコールを取れるようになる
  • 患者さんと会話ができるようになる
  • 備品の置き場所を覚える
  • リネン交換のスピードを上げる
  • 所属する診療科の代表的な疾患の知識をつける

また、足りない知識を勉強するためには看護の基礎知識が学べるアプリを活用するのもオススメです!
下記の「ナースフル疾患別シリーズ」なら、循環器、急変・救急、整形外科など8種類の診療科目が無料で学べます。

興味のある方はダウンロードしてみてくださいね。

ナースフル疾患別シリーズ

【新人看護師が心がけたいこと】
2.「看護師を辞めたい」と思うことは誰にでも一度はあると知っておく

“新人看護師のあるある”としてよくいわれるのは、“看護師を辞めたい”と思う瞬間が誰にでも一度はあることです。
私も例外ではなく、自分は看護師に向いていないんじゃないかと落ち込んだ時期がありました。

そんな時に勇気づけられたのが、Webの掲示板で見かけた新人看護師の書き込みでした。

新人看護師同士

看護師を辞めたいです。
私は今年4月から働き始めた20代の新人看護師です。
就職先は希望していた急性期病棟なのですが、日々の忙しさと責任の重さに耐えられません。

同期や先輩の方々は良い人ばかりですし、どうして辞めたいのかと聞かれるとこれといった理由がハッキリしていないんです。
ですが、もう看護師という職業自体が私に合ってないと思ってしまいます。

引用元:Yahoo!知恵袋|看護師を辞めたいです

この相談に対して、同じ立場の新人看護師さんがこんな回答をしていました。

新人看護師です。
私も仕事辞めたくて仕方ありません。
就職して3ヶ月経った今でも仕事が嫌で泣く毎日です。
こうやって同じ思いで苦しんでる仲間が他にいないか探しては、自分だけじゃないと言い聞かせて仕事に行く日々です。

私はこの苦しみから解放されるには時間が経つのを待つしかないと思っています。
新人のうちなんて仕事ができようができまいが怒られるんですきっと。
私みたいにできないやつは更に怒られる回数が多いってだけで。
看護師の道を選んだ時から苦しむことは決定してたんです。

苦しみから解放されるには辞めるしかないんです。
辞めたら辞めたで周りの目とか家族からの失望とかで新しい苦しみが待ってるだけ。
何やっても苦しいことには変わらないんですきっと。
てゆか人生自体がそんなもんなんですよきっと。

アドバイスとしてはこの苦しみから早々に逃れることを諦めたほうがいいと思います。
ないですそんな方法。
じゃあどうするんだってなりますが、どうもしなくていいと思います。

本当に辞めたいほど辛くなったら考える前に辞めます。
迷ってるうちはまだ大丈夫です。
辞めたら辞めた時にまたそれからどうするか考えてもいいんじゃないですか?
まだ若いんだし。

嬉しいことに看護師免許は一生ものです。
一回辞めてようが看護師に戻りたいと思ったら看護師不足の今ならどこかしらで再就職だってできますよ。

あなたが苦しんでても楽しんでても1日24時間なのは変わりありません。
終わりは必ずきます。

あなたが苦しみながらも1日1日とりあえず仕事に行ってれば、気づいたら何年か経ってるってことになると思います。
その時には余裕もでてきてるかもしれないですよ。
慣れてきてもいるだろうし。
変わらず辞めたいって言ってても今とは何かが違うはずです。
楽な仕事も嫌じゃない仕事もありません。
仕事ってなぜかしら嫌なものなんですきっと。
とりあえず辞めたいが辞めるに変わるまではそのまま仕事行ってればいいんじゃないでしょうか。

お互い頑張りましょうね。

引用元:Yahoo!知恵袋|看護師を辞めたいです。

この回答を読みながら「大変なのはみんな一緒なんだな」と私は勇気づけられたんです。

回答者の方も書いていましたが、私が声を大にして言いたいのは、新人時代の辛い時期は必ず終わりがくる!ということです。

いつか終わりはくる

実際、私は看護師になって1年が過ぎようとしていますが、入職したての頃に比べると精神的に鍛えられてきたと感じています。

それに責任のある仕事をしている重圧にも少しずつ慣れてきました。
それは、今働いている職場の人間関係が良好なことも影響しているんですけどね。

あら~。
人間関係が良好って、それってイコール、師長である私が素晴らしいってこと?

師長!
はい!最初はなんでこんな紫色の髪型をした人が師長なんだろうって、ずっとモヤモヤしていたんですが、中学校の実験でヨウ素液がデンプンに反応すると紫色になることを思い出して、ああ、師長はジャガイモみたいな人なんだ、って思うと、気にならなくなりました。

それ、逆に、私が気になるんですけど。

【新人看護師が心がけたいこと】
3.先輩から「教えてあげたい」と思われる新人を目指す

先輩にはなかなか本音が言えない

新人看護師が入職して実感するのは、自分の気持ちを分かってくれる人が職場にほとんどいないことです。

一番気持ちを分かり合える可能性があるのは新人看護師の同期ですが、あなたが配属される部署に新人がいないかもしれないですし、いたとしてもその同期と気が合わない可能性もあります。

また、上司や先輩は教育や指導を受ける間柄なので、なかなか本音で話をしにくいものです。

このような状況を考えると、新人看護師が孤独な気持ちを抱きやすい理由がわかりますよね。
こんなときは、どうしたらいいのでしょうか?

困っている看護師

まず、厳しいようですが、自分の気持ちをわかってくれる人は職場にいないという現実を受け入れましょう。

まだ何もできない新人が「自分の気持ちをわかってほしい」と思って愚痴をこぼしてしまうと、上司や先輩からの心証が悪くなり、職場の人間関係にも支障がでてしまいます。

職場で新人看護師が目指すべき姿としては、上司や先輩が面倒をみたくなるような新人を目指すことです。
そのために大事なのは、「素直さ」「行動力」「コミュニケーション力」です。
(参考:新入社員なら知っておくべき!新入社員(新人)が仕事に慣れるために必要な3つのこと~俺の薬局

まずは、上司や先輩のアドバイスを素直に聞き入れる「素直さ」を大事にします。
そうすれば、「あの子は素直にアドバイスを聞いてくれるし、意欲もある」という評価が職場内に広まり、上司や先輩が積極的にアドバイスをくれるようになります。

そして、次に大事なのが、アドバイスを実行する「行動力」。
アドバイスをきちんと行動に移せるかどうかも、一種の「素直さ」です。
アドバイスを聞くのに一向に行動に移さない、という新人はやはり嫌われてしまいます。

さらには、その行動の結果、どういう成果が得られたのか?という一連の流れ(プロセス)を、上司や先輩に報告しましょう。
その報告業務によって、上司や先輩とのコミュニケ―ションが生まれるからです。

また、技術やスキルがない新人が唯一できることは、時間を守ることです。

新人看護師は時間厳守

看護師の仕事はチームワークなので、あなたが時間に遅れると誰かに迷惑がかかることになります。
だから、出勤時間や病棟のスケジュールを守る、書類の提出期限を守る、そういったことがあなたへの信頼につながります。

先輩や上司との付き合い方については、下記の記事にも書いてありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ただ、ここで話したことは、いわば、上司や先輩の顔色をうかがうということです。
看護師は縦社会。
上司ににらまれるよりも、上司に可愛がってもらえたほうが、何かとうまくいきます。

ただ、上司の目ばかりを気にしていると、仕事のストレスがたまりやすくなりますよね。

そんなときに大切なのが、気兼ねなく本音を話せる友達の存在です。
とくに、看護学校時代の友達の存在は、あなたを助けてくれるでしょう。

【新人看護師が心がけたいこと】
4.看護学校時代の友達を大切にする

新人看護師の女子会

看護学校時代の友人はとても貴重です。
新人看護師同士での大変さを共有できますし、お互いの性格をすでに知っているので気兼ねなく話ができるからです。

また、学生時代のような深い関係性は、入職したばかりの新人が職場の人たちとカンタンに構築できるものではありません。

ですから、仕事でストレスがたまったときは、ぜひ看護学校時代の友達と遊びに行ってください!

・・・とはいえ、お互いに違う職場で働いていると、なかなか予定を合わせにくいですよね。

そんなときに便利なのが、「フルル手帳」という看護師専用のシフト共有アプリです。

フルル手帳のシフト管理画面

フルル手帳は、看護師の友人と一緒に使うことで、お互いの勤務シフトを共有することができるアプリです。
シフトが共有できると、お互いの予定がわかるので、相手を誘いやすくなるんです。

フルル手帳

せっかくなので、ここからは、フルル手帳の「シフト共有機能」の使い方をお教えしますね。

【フルル手帳の使い方】
1.自分の勤務スタイルを設定する

フルル手帳の「シフト共有機能」を使う場合、まずはあなたのシフトを登録しておく必要があります。

というわけで、あなたのシフトを登録していきましょう。

シフト設定

シフト設定の画面で、あなたの勤務スタイルに合わせて「二交代制」や「三交代制」などのシフトを選びます。
設定が完了したら、メニュー画面に戻って、左上の矢印をクリックします。

メニュー画面矢印

すると月ごとのスケジュールが表示されます。
自分のシフトを設定するときは、右上の「+」ボタンを押してください。

スケジュール画面

そうすれば、先ほど設定した勤務スタイルに連動した「スタンプ」が候補として出てきます。
あとは、このスタンプの中から、自分の勤務シフトに合ったものを選び、ポンポンポンと登録していきます。
(下記の画面では、二交代制のスタンプが表示されています)

スタンプで設定していきます

また、スタンプだけでなく「メモ機能」もあります。
その日の予定について、テキストでメモを入力できます。

メモを入れるときは、カレンダー下の「新規の予定を入力する」をクリックしてください。

新規予定の入力

すると、メモの入力画面が出てきますので、こちらにテキストを入力してください。

テキストメモ

メモ機能の入力画面では、ランチや飲み会などのスタンプも登録することができるので、プライベートの予定管理もできちゃいます!

メモ機能反映後

とっても便利なフルル手帳ですが、実は女性にうれしい、とってもカワイイ機能が入っているんです。
それは、「きせかえ機能」です!
きせかえ機能を使えば背景やアイコンを変更することができるんです。

きせかえ機能を使うには、メニューに戻って、「きせかえ」をクリックしてください。

きせかえへ

うさぎや猫など10種類以上のきせかえがあります。
(この記事を書いている段階では、スヌーピーの着せ替えなんかもありました!)

猫きせかえ

うさぎ

【フルル手帳の使い方】
2.友達とシフト共有する

次に、友達とのシフト共有の方法をお伝えします。
メニュー画面の「アプリ設定」をクリック。

フルル手帳のアプリ設定

アプリ設定の画面から「グループ設定」をクリック。

グループ設定

すると、以下のような画面になりますので、グループを作成します!

グループ作成

グループが作成できたら、右上の矢印をクリックし、メンバーを招待します。

招待します

招待の方法は「LINE」や「メール」、招待用URLが発行される「招待URL」の3種類があります。
LINEでグループを作っている友達なら、LINEでの招待がスムーズです!

そして、招待した友達がグループに入ってくれたら、以下のような感じでみんなのシフトを一覧で確認できるようになります。

シフト一覧

フルル手帳のシフト共有機能を使えば、友達のシフトをまとめて確認できるので、友達との飲みに行く予定も立てやすいですよ。

ちなみに、こうしたお互いの予定を確認できるアプリは、「スマート幹事くん」のような予定調整アプリもあります。
このアプリは予定の調整だけでなく、お店探しや割り勘計算ができる機能もついていて便利です。

スマート幹事くん

ただ、このアプリを使う場合は、各自が自分の空いている日時を入力する作業が必要なので、少し手間がかかります。
その点、フルル手帳ではお互いのシフト情報が自動的に反映されるため、フルル手帳を使っている同士なら、とっても便利。

新人看護師になるみなさんは、ぜひフルル手帳を使ってみてくださいね。

フルル手帳

シフト共有アプリ

これまで、新人看護師だからこその困難を乗り切るための方法をお教えしてきました。

ただ、新人看護師はツライことばかりじゃありません。
なぜなら、看護師は患者さんから笑顔いっぱいの「ありがとう」をもらえるお仕事だからです!

【新人看護師が心がけたいこと】
5.患者さんの「ありがとう」の声を仕事の原動力にする

患者さんのありがとうがうれしい

新人看護師になって、私が一番うれしいと感じた瞬間は、やっぱり、患者さんから「ありがとう」の声をいただけたことでした。
患者さんから感謝の言葉をもらえる瞬間は、看護師冥利につきる瞬間です。

ナースフルのサイトでは、患者さんのご家族が自分がお世話になった看護師へ向けたメッセージが紹介されています。
素敵なメッセージを見つけましたので、ひとつご紹介しておきますね。

母の臨終の際、私が取り乱さずに穏やかな看取りができたのは看護師さんの温かい心遣いのおかげです。

母の様子がおかしいと思った私のナースコールで主治医と看護師さんが駆けつけて来られました。
「さっき帰られたお父さんにすぐに戻ってきてもらってください」
ただならぬ気配に母の旅立ちが迫っていることがわかりました。
携帯にかけても、父は運転中なのか応答がありません。
慌てているに私に「連絡はこちらに任せて。あなたはお母さんのそばへ」と看護師さんに背中を押されました。

病室の看護師さんは泣き出した私に「お母さんは、お父さんとの釣りが楽しかったって言ってたけど、どこに行っていたのかな」と独り言のようにつぶやきました。
「赤穂です。釣った魚は母が天ぷらにしていました」
「お料理が上手なのね」
と言いながら母の手を優しくさすります。

私は、父の一刻も早い到着を待ちながらも、看護師さんのゆっくりした口調に少し落ち着き始めたから不思議です。
「お父さんも毎日病院に来られて、仲のよいご夫婦ね」
「父は、苦労したあの頃が一番楽しかったなって昨日も二人で話していたんだとさっき教えてくれました」
「お母さんは幸せな毎日を送ってこられたのね。はい交代」
と言って私の手を母の手に重ねてくださいました。

「お母さんは病棟の人気者だって知ってる?」
「そうなんですか? 『病院の人はみんな優しくて私は本当に幸せ』が母の口癖なんです。いつもありがとうございます」
私がいつの間にか看護師さんのペースに乗せられてほのぼのとした気持ちになったそのとき、母は二回大きく息をして旅立っていきました。

「幸せな人生だった。私の代わりにありがとうって言ってくれたのね」
母の満足そうな顔を見て、この会話を母はしっかり聞いていたのだと思いました。
止まっていた涙があふれてきました。

引用元:看護師さんがくれたいい話 ナースフルなストーリー グランプリ

下記のページには、このほかにも患者さんが投稿した看護師とのステキなエピソードが掲載されています。


いかがでしたか?
「新人看護師1年目だからこそ、心がけたい5つのこと」、しっかり憶えていただけましたか?

何度もいうとおり、看護師1年目は看護師になって一番大変な時期です。
その時期を乗り越えていくためにも、今回お話しした考え方を大切にしてくださいね。

そして、看護学校時代の仲間との絆も大切にしていきましょう。

新人看護師に知ってほしいこと


当コンテンツは、架空のキャラクターである山下リコと伊集院ヨシミが話者となり、あなたの生活に役立つ話をできるだけわかりやすく解説しています。


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